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2006年5月 6日 (土)

『えんぴつで奥の細道』

手紙、必要経費の精算、日記・・・ありとあらゆる文書をデジタルで処理している、といっても過言ではない現代社会。だから、ふと頭に浮かんだアイデアをメモに記したり、手帳にスケジュールを書き込んだり、会社で「○○様より、○○の件で電話がありました」とえんぴつを走らせているときに、ふっと漢字が書けなくなることがある。そんなときにすることは、パソコンで文字を打ち込み、正しい漢字を確認するという本末転倒さ!?

困るのは、結婚式に招かれ、受付やご祝儀袋に自分の名前を書くとき。
普段、あまりにも書かないものだから、下手な字がさらにひどいことになっている。ここらでこの下手さ加減をリセットしたいな、そう思っているときに目に入ったのが、この本。

「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也・・・」

あの、松尾芭蕉の散文「奥の細道」を辿るえんぴつの旅。大迫閑歩という人の流麗な下書きを静かに、ゆっくり落ち着いてなぞる旅なのだ。

久しぶりに握るえんぴつ。つい力が入り、1行なぞっては「ふう~」とため息。最初はやけに疲れる感じがするけれど、そのうちだんだん集中し、気持ちよくなってくる。もっと書きたいな、というところで1日分の課題終了。この分量がちょうどいいのだ。欲を出して、次の日ページに行っても、途中で面倒くさくなり乱雑になることは必至。

この字はこういう風に配分すればきれいに見えるのだな、
「心にとどむ」という言い方もステキだな、
などと静かに盛り上がりながらゆっくりと旅を続けたい。

デザイン的に、ちょっと書きにくいのが難点ですが・・・。

えんぴつで奥の細道 Book えんぴつで奥の細道

著者:伊藤 洋,大迫 閑歩
販売元:ポプラ社
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» えんぴつで奥の細道 [――☆★かずさんぐ/撮速日記★☆――]
 本屋で本を見ていると、ふと変わった本が目に入りました。 えんぴつで奥の細道、と書いてあります。  月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老をむかふる物(者)は、日々旅にして、旅を栖とす・・・  有名な詞で始まる、奥の細道。松尾芭蕉は46歳の夏、5月16日(陰暦3月27日)に、門人河合曽良を伴って江戸を たちます。千住が通り道であることから、ずっと奥の細道には興味をもって来ました。 松尾芭... [続きを読む]

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